■構築記事について
こんにちは。ぽんぽんたです。2020年からvgcに取り組んでいます。複雑な環境で自分の考えをまとめておきたかったので記事を書きました。ウォルフとアーロンが使ってた構築をパクった構築でぎり予選を抜けることができました(154位レート1784 26勝6敗)。他人が使ってた並びを勝手に公開するのは賛否ありそうですが、対戦シーンと並び、ペーストをみて自分なりに考えて使ったので、大半がパクリでありつつも自分の考えを発信する機会だと思い公開することにしました。
■構築経緯
〇構築に入れたかった要素
構築には以下の要素を持つポケモンを入れたいと考えていました。
•ハバカミ…最強
•クリアチャーム持ちドラゴン(鋼or炎テラス)
…ウインを中心に環境の大半に攻撃を通すことができるうえ、テラスを切ればハバカミにも対応できると思いました。
•寿司対策としてのパオジアン
…一番安定して寿司を対策できると思いました。一般的な寿司対策とされるチオンジェンやバレル+いかくサイクルでは、みがわりやテラス択がつきまとう点で安定しないように思いました。また、のような合体しない前提の選出をされた際に不利になる点も気になっていました。
〇ウォルフとアーロンの構築の発見
しっくりくる構築が見つからず途方に暮れていました。そんな中、予選一週間前のリージョナルでウォルフの予選抜けの構築を見て、自分が注目していた要素がありとても強そうだと思いました。特にひかれたのは、最強のハバカミをメインアタッカーとして採用できる点です。
ハバカミをメインとしたときにうまくバランスが取れていると感じました。
・アロー…s操作
・ガブ…フェアリーの通りが悪い鋼炎に強い
・パオ…寿司対策
・キリン…先制技から防ぐ、トリルでs操作
・カイナ…猫だましのサポート、厄災への打点
また、流行りのイルカ構築や一時期流行していたハッサムの対策にもなっている点もあり予選の環境に合った構築だと感じました。
〇カイナの枠の検討
試しているうちにカイナの枠が気になっていました。
・ねこだましは両守で簡単に対応されるので刺さりにくい
・数値は優秀だがパワーが高くなく、トリル下でもあまり活躍しずらい
・ハバカミがテラスを切らないと対応しにくい
=ガブカイナの両選出がしずらい
ツツミ対策としては優秀でしたが、特にハバカミに弱い点が致命的で選出しずらいうえ、選出した際の立ち回りも窮屈になることが多かったです。
そこで、構築全体としてツツミがきつく不利を取らないうえ、カイナの枠に収まるようなチョッキ持ちのポケモンを検討しました。
など
〇ウサギへの着目
いろいろと試行錯誤する中でマリルリが強いと考えました。
・格闘打点ある(バカリキ)、耐久振ってないツツミを確1取れる
・先制技持ち(追い風切れた後で縛る動きが可能)
・厄災に強い
・草テラス込みでバレルとかたつむり系統にも対応しやすい
・バンギルガンに強め
・アクブレ+アクジェでハバカミの処理が可能
以上マリルリの持つ優秀なタイプと技とそこそこの耐久力を評価して採用することとしました。特に構築として、バンギルガンが面倒でそこに対応できるのがよかったです。
■コンセプト
・ハバカミで殴り勝つ。ハバカミを通せる場面をできる限る作って詰める。
■個体紹介
〇ハバカミ:ブーストエナジー、鋼テラス
133(20)ーXー96(164)ー184(100↑)ー157(12)ー182(212)
※HB:陽気a252パオのつららおとし耐え
・鋼テラスはフェアリー半減が強かったですが、草テラスとかもありだったと思いました。
・ミラー意識でsをかなりあげました。
上を取られる場合はブーエナか眼鏡だと判断して、
ブーエナ…だいたい攻撃耐える
メガネ…守れないため追い風込みでゴリ押しがきくと
考えs重視にしました。
・あと、bo1では有象無象の方との対戦になるのでできるだけ早い方が役立つ場面は多いと判断したってのもあります
・とはいえ、ハバカミ以外に安定感が下がるので耐久あったほうがよかった気はしました。難しいところです。また変にsを振ったことでハバカミのs関係がはっきりしなくなったのもよくなかったです。後述するリキキリンとのスイッチトリルする動きがしずらくなったのもデメリットでした。
〇パオジアン:襷、飛行テラス
155ー172(252)ー101(4)ーXー75ー205(252↑)
・聖剣は襷以外のパオとイーユイにほしかったですが、ほかの技の優先度が高く入れれませんでした。
・じごくづきは、テラスしない寿司に貴重な打点になるので入れました。じごくづきがあると、着地狩りなどの調整がしやすくなります。また、サフゴやイエッサンアルマ対策も兼ねます
〇ファイアロー:こうかくレンズ、ゴーストテラス
175(172)ー124(180)ー97(44)ーXー90(4)ー176(108↑)
※リンヤさんが最終1位を取った配分を丸パクリ
・ゴーストテラスは、相手がしんそく+上からの攻撃でアローの追い風を阻止する動きに対してのカウンターになります。
・できる限りディンルーには、岩技を打たれて即落ちをケアするために、鬼火を打ちにいきます
・挑発は主にバレルとウインに打ちます
・鬼火を打つ機会がとても多かったのでレンズを採用。じんごはなくても最悪立ち回りでごまかせると判断しました。また、アローのじんごはケアしてくるプレイヤーが多いと踏んでたってのもあります(実際はよく打たれました…)
〇ガブリアス:クリアチャーム、鋼テラス
183ー200(252↑)ー116(4)ーXー105ー154(252)
・じたんだはウインとフロルくらいしか打たないうえ、だいたいガブの隣はアローなので地震のみにしました。困ったのは、鋼テラスしたポケモン(キバなど)に打点がなかったときぐらいです。
・アイへはハバカミ意識です。耐久にガン振りでなければ確1とれますが、耐えられたら困るのでだいたいテラスは切るようにします(最悪ひるませれば…)。
・なだれがあるとアローミラーに有利になります。
〇リキキリン:のどスプレー、フェアリーテラス
227(252)ーXー99(68)ー165(156↑)ー91(4)ー84(28)
※HB:イルカの神秘のしずくウェブタ耐え
・ハッサムとパオとイーユイへの耐性をつけるためフェアリーテラス。
・バレルに強くなれる草テラスもありだったと思います。
・地味にサイキネがバレルに打点を持てて偉かったです。
・追い風最終ターンにトリルを打つ動きも念頭におきます。
〇マリルリ:チョッキ、草テラス
207(252)ー110(236↑)ー100ーXー100ー73(20)
・耐久ふっていないツツミをバカリキ確1とれます。
・厄災に強く耐性と先制技が強いです。
・ガブと隣の時に地震を打ちやすくするために飛行テラスもありだったと思います。
■基本選出•立ち回りなど
わりとアドリブで決めていました。
選出率だとこんな感じです。
ハバカミ>ガブ>アロー≧マリ=キリン>パオ
〇基本選出
初手:ガブアロー
裏:ハバカミ@1
・基本的には、ハバカミの通りをよくするために裏から出すのを意識しました。初手だと対応されやすいのもあります。
・追い風貼れなくなるのが一番困るのでアローは基本的に初手追い風をします。浮いているポケモンがいなければ、追い風地震打ってました。
〇イッカコノヨ
初手:アローハバカミ
裏:ガブ@1
・初手はブレバムンフォをネズミに集中し、なるべくコノヨに触れないのを意識します。
・最悪守られてもハバカミが憤怒を耐えるのでごまかしはできます。
・相手は基本テラスを切るのでテラス差をつけて試合ペースをつかむようにします。
炎テラス→ガブマリで処理
水テラス→アローの鬼火、フェアリー等倍でゴリ押す
〇ドレコー
初手:アローハバカミorガブ+or
・守+挑発or追い風から入って、粉を極力ケアする方向で動かします。アローのじんごの可能性とアローの横を止める必要があることから相手はほとんど粉を打ってきます。
〇寿司
アローガブパオハバカミを基本選出
・初手に命をかけます。残数不利をなるべくとらないのと、相手の残数を減らすことを意識します。
・合体後のスカーフシャリがきついので、パオの黒霧を打ったら片方守などを絡めて、着地狩りできるように工夫して立ち回ります
・フロル入りは鋼テラスで毒を防ぐ必要があります
〇イルカ軸
初手:ガブアロー
裏:ハバカミキリン
・チェンジ後のイルカが出てきたら、リキキリン引き+鬼火を打ちます
・バレルにはなるべく挑発を打ちます。余裕があればウインに挑発を入れて鬼火もケアしたいです。
■きついポケモン
…アロー軸なのできついです
…打点が足りてません